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日別アーカイブ: 2025年10月28日

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食いしばりにマウスピースだけでは危険な理由ブログ画像
寝ている間の食いしばりや歯ぎしり。
多くの方が「歯を守るために」と、歯科でマウスピースを作られています。
確かに、マウスピースは歯の摩耗や割れを防ぐためには一定の効果があります。
しかし、実は「根本的な改善」にはならないどころか、使い方によっては体に負担をかけてしまうこともあります。

一時的な保護にすぎない

マウスピースはあくまで「歯を守るためのカバー」です。
食いしばりそのものの原因は、筋肉の緊張・ストレス・体のゆがみ・噛み合わせ・呼吸の浅さなど、全身のバランスに関係しています。
そのため、マウスピースをしていても、実際には顎の筋肉は強く緊張したままです。
つまり、「歯を守る」ことはできても、「食いしばりを減らす」ことにはつながりません。

筋肉の過緊張を助長することも

長期間マウスピースを使用していると、無意識に「これを噛むクセ」がついてしまう方もいます。
そうすると、咬筋(エラの部分)や側頭筋(こめかみ)が常に硬くなり、顔のハリやエラ張り、頭痛、肩こり、首のこわばりが強くなるケースもあります。
つまり、筋肉の使いすぎを止めるどころか、逆に筋肉を「鍛えてしまう」状態になっているのです。

顎関節や姿勢への影響

食いしばりが強いままマウスピースを使い続けると、顎の関節に負担がかかり、顎関節症を悪化させることもあります。
また、常に口まわりの筋肉が緊張していると、頭の位置が前にずれ、首・肩・背中の筋肉まで硬くなります。
結果として姿勢が崩れ、血流や自律神経にも影響を及ぼすことがあります。

本当に必要なのは「体全体のバランス改善」

食いしばりの原因は「歯」だけではありません。
姿勢、呼吸、ストレス、腸内環境、体温、血流など、全身の状態が深く関係しています。
マウスピースは対症療法の一つとして使うには良いですが、「根本改善」を目指すには、
筋肉のゆるめ方、呼吸の整え方、体の軸の使い方を見直すことが大切です。