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日別アーカイブ: 2025年10月20日

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食いしばりと血流の関係

私たちは日常の中で、気づかないうちに歯を食いしばっていることがあります。集中しているときやストレスを感じたとき、無意識に顎に力が入ってしまう人も多いでしょう。実はこの食いしばりは、筋肉や血流に大きな影響を与えることがあります。

食いしばりが起こるときの筋肉の状態

食いしばると、顎の筋肉である咬筋や側頭筋が強く緊張します。これらの筋肉は顔の中でも大きく、力が入り続けると硬くこわばった状態になります。この緊張が長く続くと、筋肉内の血管が圧迫され、血流が悪くなります。

血流が滞ると、酸素や栄養が十分に届かなくなり、老廃物も流れにくくなります。その結果、筋肉の疲労や痛み、重だるさを感じやすくなります。

顎だけでなく首や肩にも影響

食いしばりによる影響は顎だけにとどまりません。咬筋や側頭筋は首や肩の筋肉とも連動して動いているため、顎が緊張すると首や肩にも余分な力が入ります。これによって首こりや肩こりが悪化することもあります。さらに、血流の悪化が自律神経の乱れを引き起こし、頭痛や倦怠感などにつながることもあります。

血流を改善するためのポイント

食いしばりによる血流の悪化を防ぐには、まず自分がどのような場面で食いしばっているかを意識することが大切です。仕事中やスマートフォンを使っているときなど、気づくと顎に力が入っている人は少なくありません。意識して力を抜くことを習慣づけましょう。

顎やこめかみを優しくマッサージすることも有効です。深呼吸をして全身の力を抜くように意識することもおすすめです。姿勢を正し、肩や首に無理な力をかけないようにすることも大切です。寝る前に軽いストレッチを行うことで、筋肉の緊張をほぐしやすくなります。

これらを続けることで筋肉のこわばりが和らぎ、血流も改善しやすくなります。

食いしばりは見過ごされがちですが、血流や体の不調に深く関係しています。日常生活の中で少し意識を向け、顎の緊張を緩めるだけでも、体の軽さや頭のすっきり感が変わることがあります。慢性的なこりや疲れを感じている人は、一度自分の食いしばり癖を見直してみるのもよいでしょう。