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食いしばりと咬筋の関係とは?歯科衛生士が解説するエラ張りと顎の筋肉

「以前よりエラが張ってきた気がする」
「朝起きると顎が疲れている」
「無意識に歯を噛みしめてしまう」

このようなお悩みがある方は、顎の筋肉について知ることが、ご自身の状態を理解するきっかけになるかもしれません。

今回は、食いしばりやエラ張りを考えるうえで重要な咀嚼筋について、歯科衛生士の視点から解説します。

咀嚼筋とは?

咀嚼筋とは、食べ物を噛むときに下顎を動かす筋肉の総称です。代表的な筋肉には、咬筋、側頭筋、内側翼突筋、外側翼突筋があります。

これらの筋肉は、それぞれ異なる位置にありながら、協調して働くことで、口を閉じる、開ける、顎を前後左右に動かすといった運動を支えています。

1.咬筋(こうきん)

咬筋は、頬の外側から下顎の角付近に位置する筋肉です。

主に下顎を持ち上げて口を閉じる働きを担い、噛む力を発揮するときに重要な役割を果たします。

咬筋に強い負荷が繰り返しかかると、筋肉が発達し、エラ周辺の輪郭に影響することがあります。ただし、エラ張りには骨格や脂肪なども関係するため、咬筋だけで顔の形が決まるわけではありません。

2.側頭筋(そくとうきん)

側頭筋は、こめかみから側頭部に広がる扇状の筋肉です。

下顎を持ち上げて口を閉じる働きがあり、後方の筋線維は下顎を後ろへ引く動きにも関与します。

食いしばりがある方では、こめかみ付近の疲れや不快感を感じる場合があります。ただし、頭痛などの症状にはさまざまな原因があるため、筋肉だけが原因だと決めつけることはできません。

3.内側翼突筋(ないそくよくとつきん)

内側翼突筋は、下顎の内側に位置する筋肉です。

下顎を持ち上げる働きに加え、顎を前方や左右へ動かす運動にも関与します。

咬筋とともに下顎を閉じる動きを支えており、咀嚼運動を理解するうえで欠かせない筋肉です。

4.外側翼突筋(がいそくよくとつきん)

外側翼突筋は、顎関節の近くに位置し、下顎の前方移動や開口運動などに関わる筋肉です。

下頭は下顎頭を前方へ動かす働きに関与し、上頭は顎関節の関節円板などと連動して、顎の動きを調整します。

外側翼突筋は、口を開ける動きだけでなく、顎を前に出す動きや左右に動かす動きにも関係しています。

食いしばりを考えるときに大切なこと

食いしばりがあるからといって、必ず咬筋が発達しているとは限りません。また、エラが張っているから必ず食いしばりがあるとも限りません。

大切なのは、筋肉の状態だけでなく、顎の動きや歯への負担、普段の生活習慣なども含めて考えることです。

小顔サロンNicoでは、歯科衛生士として学んできた口腔の知識を活かし、お顔の見た目だけでなく、顎の動きや身体全体の状態にも目を向けています。

食いしばりやエラ張りが気になる方は、ご自身の状態を知ることから始めてみませんか?

※顎の痛みや開けにくさ、歯のすり減りなどがある場合は、歯科医院での相談をおすすめします。